大阪市立大学2016年前期文系数学第2問(解答・解説)


白色に塗るというのは、何も塗らないと考えても同じことなので、赤色と黒色に塗ることだけを考えます。
(1)
赤色に塗る面の選び方が
  (6×5)/(2×1) ←6面から2面を選ぶ場合の数(組み合わせ)ですね。
 =15通り
あり、そのそれぞれに対して、黒色に塗る面の選び方が
  (4×3)/(2×1) ←4面から2面を選ぶ場合の数(組み合わせ)ですね。
 =6通り
あるから、各面への色の塗り分け方は全部で
  15×6
 =90通り
あります。
(2)
赤色に塗る面の選び方は、1−6、2−5、3−4の3通りあり、そのそれぞれに対して、黒色に塗る面の選び方が(1)同様6通りあるから、この場合の塗り分け方は全部で
  3×6
 =18通り
あります。
(3)
赤い面は隣り合うか向かい合うかしかないので、この場合の塗り方は、(1)、(2)より
  90−18
 =72通り
あります。
(5)
(4)よりも(5)のほうが明らかに簡単ですし、(5)の答えが(4)で利用できるので、(5)を先に解きます。
赤色に塗る面の選び方は、1−6、2−5、3−4の3通りあり、そのそれぞれに対して、黒色に塗る面の選び方が、赤色に塗る面で選んだペア以外の2通りあるから、この場合の塗り分け方は全部で
  3×2
 =6通り
あります。
(4)
同じ色の面が向かい合うことがない場合を考えるということですね。
同じ色の面が向かい合うこととき、2色だけが向かい合う場合はなく、1色だけが向かい合う場合と3色が向かい合う場合になります。
黒色の面が向かい合う場合と白色の面(何も塗らない面)が向かい合う場合は、それぞれ赤色の面が向かい合う場合同様、18通りあります。 条件の対等性を利用して作業を減らす!
これらの場合には、3色が向かい合う場合が3回カウントされているので、結局、同じ色の面が向かい合うことがある場合は
  18+18+18−6×2 たしすぎたら、ひく!わかりにくければヴェン図をかけばよいでしょう。
 =42通り
あるから、同じ色の面がすべて隣り合うような、各面への色の塗り分け方は全部で
  90−42
 =48通り
あります。



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