京都大学1996年後期理系数学第2問(解答・解説)


+1が10の倍数だから、mの一の位は9(奇数)となり、mは奇数でなければいけませんね(nについても同様です)。
1と5はいくつかけても一の位が9にならないから、mの一の位としてありうるのは、3、7、9のいずれかになります(nについても同様です)。
あとは、一の位チェックで周期性を確認するだけです。
3をかけていったときの一の位は3、9、7、1の4個の数の繰り返し、7をかけていったときの一の位は7、9、3、1の4個の数の繰り返しだから、一の位が9となるためには、4で割ると2余る個数(偶数個になりますね)かけあわせる必要があり、nが奇数という条件を満たしません。
9をかけていったときの一の位は9、1の2個の数の繰り返しだから、奇数個かけたとき条件を満たします。
結局、例えば、m=9、n=19とすればよいことがわかります。

神戸女学院中学部1991年算数1日目第5問も解いてみましょう。京大の問題と本質的には何も変わりませんよ。



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