雙葉中学校2003年算数第4問(解答・解説)


はじめのもとになるヨーグルトをとします。
加えた牛乳は×5=だから、1日後にできるヨーグルトはとなります。また、1日後に食べるヨーグルトは、×2/3、1日後に残るヨーグルト(次の日のもとになるヨーグルト)は×(1−2/3)=×1/3=となります。
はじめと比べると、もとになるヨーグルトが2倍になったのだから、加えた牛乳、できたヨーグルト、食べたヨーグルト、残りのヨーグルトはすべて2倍になりますね。
あとは、同様の繰り返しになるので、7日目までを書き出してみると以下の表のようになります(別に全部書き出す必要はありませんが・・・)。
表の下に行くにつれて2倍していくだけなので、何も考えなくてもできますね。
  もとになるヨーグルト 加えた牛乳 できたヨーグルト 食べたヨーグルト 残りのヨーグルト
1日後
2日後 10 12
3日後 20 24 16
4日後 40 48 32 16
5日後 16 80 96 64 32
6日後 32 160 192 128 64
7日後 64 320 384 256 128


(1)

が10gに相当するから、3日後までに食べたヨーグルト(1628に相当)は
  10×28/
 =280g
となります。

(2)

もし友達にあげなければ、5+2=7日後には
  10×384/
 =3840g
できているはずです。
ところが、実際は1440gしかできていないので、友達のところで3840−1440=2400gできているはずです(友達も同様の作業をしていると考えます)。
  1440:2400
 =12:20 ←144=12×12を利用して簡単にしました。
 =3:5
だから、5日後にできたヨーグルト(10×96/=960g)のうち、友達にあげたのは
  960×5/(3+5) ←できたヨーグルトの比=もとになるヨーグルトの比ですよね。
 =600g
となります。

なお、5日目までだけを考えて、後ろからさかのぼって考えることもできますが、少し面倒ですね。勉強にはなると思うので、ぜひやってみましょう。
ここでは、式と答えだけ書いておきます。
  5日後にできたヨーグルト・・・10×6×2×2×2×2/1=960g
  友達にあげた2日後のもとになるヨーグルト・・・1440×1/6=240g
  友達にあげた1日後にできたヨーグルト・・・240×3=720g
  友達にあげた1日後のもとになるヨーグルト・・・720×1/6=120g
  友達にあげた日の食べる前のヨーグルト(友達にあげた残りのヨーグルト)・・・120×3=360g
  友達にあげたヨーグルト・・・960−360=600g



  
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