雙葉中学校2004年算数第2問(解答・解説)


(1)と(2)は単純な計算問題ですね。
(1)
(太郎)
  3200/250+630/270
 =64/5+7/3 ←約分しました。
 =12+4/5+2+1/3
 =14+4/5+1/3(分)
  4/5+1/3(分)
 =4/5×60+1/3×60
 =48+20
 =68秒
 =1分8秒
したがって、太郎は
  14分+1分8秒
 =15分8秒
でCを通過します。
(次郎)
  3200/240+630/300
 =40/3+21/10 ←約分しました。
 =13+1/3+2+1/10
 =15+1/3+1/10(分)
  1/3+1/10(分)
 =1/3×60+1/10×60
 =20+6
 =26秒
したがって、次郎は
  15分+26秒
 =15分26秒
でCを通過します。
(2)
(太郎)
  800/250+900/180
 =16/5+5 ←約分しました。800/250が3200/250(計算済み)の1/4であることに注目すると、少し楽ですね。
 =8+1/5(分)
  1/5(分)
 =1/5×60
 =12秒
太郎がCE間を移動するのにかかる時間は8分12秒となるので、太郎は
  15分8秒+8分12秒
 =23分20秒
でEを通過します。

(次郎)
  800/240+900/200
 =10/3+9/2 ←約分しました。800/240が3200/240(計算済み)の1/4であることに注目すると、少し楽ですね。
 =3+1/3+4+1/2
 =7+1/3+1/2(分)
  1/3+1/2(分)
 =1/3×60+1/2×60
 =20+30
 =50秒
次郎がCE間を移動するのにかかる時間は7分50秒となるので、次郎は
  15分26秒+7分50秒
 =23分16秒
でEを通過します。

したがって、次郎が太郎より
  23分20秒−23分16秒
 =4秒
早くEを通過したことがわかりますね。
(3)
(2)より、EF間を移動するのにかかる時間は、太郎の方が次郎よりも
  13+4
 =17秒
短いことになりますね。
比を利用して解きましょう。

  速さの比 太郎(平地):次郎(平地)=250:240=25:24
   ↓逆比(距離一定〜EF間の距離)
  時間の比 太郎:次郎=[24]:[25]

[25]−[24]=[1]が17秒に相当するので、太郎がEF間を移動するのにかかる時間([24]に相当)は
  17×[24]/[1]
 =17×24秒 ←答えではないので、あえて計算しません。
となります。したがって、EF間の距離は
  250×(17×24/60)
 =25×17×4 ←うまく約分できましたね。
 =1700m ←25×4=100を利用しました。
 =1.7km
となります。

(別解)
比を利用せずに次のようにしてもいいでしょう。
太郎がゴールした後、次郎は
  240×17m
進まなければいけません。
この距離は、EF間を移動する間に太郎が次郎を引き離した距離に他ならないから、太郎がEF間を移動するのにかかる時間は
  240×17÷(250−240) ←旅人算・追いつき(引き離し)の速さ=速さの差
 =24×17秒
となります。
あとは同じですね。
なお、面積図をかいて解くこともできます。



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