女子学院中学校1991年算数第3問(解答・解説)


1から200までの数で1番多く使われる数字が1であることはすぐにわかりますね。 ←100台の数字で1がずっと使われているので、直感的にわかりますね。
デジタル表示を利用して解きます。
例えば、0を00、2を02などのように、1桁の整数は先頭に0を1個加えて、2桁の整数(数字を2個使用)とみなします。 ←1月を01月などと表記するのと同じことですね。
 一の位に使われる1の個数
  001〜191・・・00〜19の20個
 十の位に使われる1の個数
  ・・・00〜19の20個
 百の位に使われる1の個数
  100〜199・・・00〜99の100個
したがって、1が使われるのは全部で
  20+20+100
 =140個
になります。
 1桁の整数の個数
  9個(3の倍数は[9/3]=3個) ←[○]は、○を超えない最大の整数を表します。
 2桁の整数の個数
  99−9=90個(3の倍数は[90/3]=30個)
 3桁の整数(200まで)の個数
  200−99=101個(3の倍数は[101/3]=33個)
だから、3の倍数のカードを並べたとき、
  3+30+33
 =66枚
並び、そのときの数字は全部で
  1×3+2×30+3×33
 =3+60+99
 =162個
となります。
なお、前半部分は、次のように考えてもいいでしょう。 灘中学校1998年算数2日目第1問もぜひ解いてみましょう。
00から99までの整数(100個ありますね)を書くと、数字は全部で
  2×100
 =200個
使用することになります。
この200個の中には、0から9までの10種類の数字が同じ数ずつあるから、00から99までの中の1の個数は
  200÷10
=20個
となります。
同様に、100〜199の下2桁の中に、1は20個使われます。
また、100〜199の百の位に、1は100個使われます。
200に1は使われませんね。
したがって、1が使われるのは全部で
  20+20+100
 =140個
になります。



中学受験・算数の森TOPページへ