久留米大学附設中学校2004年算数第2問(解答・解説)


100番目の数を求めるのだから、周期性があるはずですね。
周期性の問題では、1周期をしっかり調べることが大切です。
(1)
  1番目 42
  2番目 4×4+2×2=16+4=20
  3番目 2×2+0×0=4+0=4
  4番目 4×4=16
  5番目 37 ←問題文の例と同じなので、計算するまでもないですね。
  6番目 58 ←問題文の例と同じなので、計算するまでもないですね。
  7番目 5×5+8×8=25+64=89
  8番目 8×8+9×9=64+81=145
  9番目 1×1+4×4+5×5=1+16+25=42 ←元に戻りましたね。
 10番目 20 ←2番目の数と同じですね。本当は不要ですが、問題文で要求されていますね。
上の結果から、8個ごとに同じ繰り返しになる(周期8)ことがわかります。
  100÷8
 =12・・・4
だから、100番目の数は4番目の数と同じ16となります。
(2)
  1番目 5
  2番目 5×5=25
  3番目 2×2+5×5=4+25=29
  4番目 2×2+9×9=4+81=85 ←この問題の計算方法では、次の数は、58の場合と同じですね。
  5番目 89 ←ここからは計算する必要はありません。(1)の7番目以降を書き写すだけです。
  6番目 145
  7番目 42 ←(1)の1番目に戻ります。
  8番目 20
  9番目 4
 10番目 16
結局、次のようになります。
1番目〜4番目が5、25、29、85で、以後、
  89、145、42、20、4、16、37、58
の8個の数の繰り返しになります。
  (100−4)÷8
 =12 ←(1)で計算できていますね。本当に親切な出題者ですね。(^-^)
だから、100番目の数は、繰り返しの8番目の数58となります。

ハッピー数の問題は他の中学でも出題されています。
(参考問題)灘中学校1996年1日目第4問
 1996の各位の数1、9、9、6から、1×1+9×9+9×9+6×6=199、さらに、199から、1×1+9×9+9×9=163というふうに新しい数を順に作って記録していく。この操作を何回か続けて行うと、ある数から先はくり返し同じ数の列が現れてくることがわかる。くり返される数の列の中で最も大きい数は[ ]である。
(解説)
  1番目 1996
  2番目 199 ←問題文のところで計算してありますね。
  3番目 1×1+9×9+9×9=163
  4番目 1×1+6×6+3×3=46
  5番目 4×4+6×6=52 ←この問題の計算方法では、次の数は、25の場合と同じですね。以下、附設の問題の計算を利用します。
  6番目 29
  7番目 85
以後、89、145、42、20、4、16、37、58の繰り返しとなります。
したがって、くり返される数の列の中で最も大きい数は145となります。



中学受験・算数の森TOPページへ