神戸女学院中学部2003年算数第1問(解答・解説)

(体積)

(方針1)「和」(+「比」)で求めます。

求める体積は、立方体の体積+直方体の体積の(1−3/10=)7/10になります。
  6×6×6+3×3×8×7/10
  216+50.4
 =266.4cm3

(方針2)「たしすぎたら、ひく」を利用して求めます。

結果的には、(方針1)と同じことですが・・・
  求める体積
 =立方体の体積+直方体の体積+「重なった部分」の体積
 =6×6×6+3×3×8−3×3×8×3/10 (以下略)

(表面積)

(方針1)もともとの表面積からの増減を考えます。

  立方体の表面積=(6×6)×6=216(cm2
  直方体の表面積=(3×3)×2+8×(3×4)=96(cm2
神戸女学院中学部2003年算数第1問(解答・解説)の図

 立方体の右側で減る部分の面積=3×3×8×3/10÷6=36/10cm2 ←直方体の体積÷高さ=底面積
 ☆=36/10÷3=12/10cm ←3×8×3/10÷6としてもいいでしょう。
  減る表面積(立方体側)=6×3+36/10×2(cm2
  減る表面積(直方体側)=6×3+12/10×6×2(cm2
したがって、求める表面積は
  216+96−(6×3+36/10×2+6×3+12/10×6×2)
 =272.4cm2
となります。

(方針2)上下左右前後に分けて、(上+右+前)×2で求めます。

図は、(方針1)の図を参照しましょう。
  表面積(上)=6×6+3×8−12/10×6(cm2) ←「たしすぎたら、ひく」
  表面積(右)=6×6+3×8−12/10×3(cm2) ←「たしすぎたら、ひく」
  表面積(前)=6×6+3×8−3×6(cm2) ←「たしすぎたら、ひく」
したがって、求める表面積は
  (6×6+3×8−12/10×6+6×6+3×8−12/10×3+6×6+3×8−3×6)
 =272.4cm2
となります。



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