神戸女学院中学部1996年算数2日目第5問(解答・解説)

(1)
 一般に、連続2整数のうち一方は偶数(2の倍数)です。・・・★ ←2の倍数(偶数)は、周期2で現れます。
 一般に、連続3整数には3の倍数が1つ含まれます。・・・☆ ←3の倍数(偶数)は、周期3で現れます。
★と☆により、各組の連続3整数の積は6(2と3の最小公倍数)の倍数となります。

(2)
神戸女学院中学部1996年算数2日目第5問の図

  各組の先頭の数+2=当該組の最後の数だから、各組の先頭の数と最後の数の偶奇は一致します。
(1)を考慮すると、3つの数の積が12の倍数となっているのは、次の2つの場合だとわかります。
  3つの数の積が3の倍数となるという条件は考慮しなくてもいいですね。
 (A)偶数が2つ含まれる(両端の数が偶数)場合
 (B)偶数が1つだけ含まれ(真中の数が偶数)、それが4の倍数の場合
(A)の場合 ←各組の先頭の数に注目!
各組の先頭の数が偶数のとき、当該組の最後の数も偶数となるので、各組の先頭の数が偶数であればいいですね。
結局、1以上98以下の偶数の個数を求めればいいですね。
 [98/2]=49組 ←98÷2の商ですね。
[○]は、○を超えない最大の整数を表します。
例えば、[3.14]=3、[2]=2となります。

(B)の場合 ←各組の真中の数に注目!
2以上99以下の4の倍数の個数を求めればいいのですが、1は明らかに4の倍数ではないので、結局、1以上99以下の4の倍数の個数を求めればいいですね。
 [99/4]=24組 ←99÷4の商ですね。
   以上の(A)と(B)は同時に起こらないですね。
(A)、(B)より 
  49+24
 =73組



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