神戸海星女子学院中学校2001年A算数第2問(解答・解説)


もともとは直方体だったのだから、復元してみましょう。
直方体の場合、真正面から見た図、真上から見た図、真横から見た図のいずれの場合も長方形(図の青線の長方形)になるはずです。
復元してみると、もとの直方体は、縦5cm、横9cm、高さ7cmだとわかりますね。
神戸海星女子学院中学校2001年A算数第2問(解答・解説)の図

真正面から見た図を見ると、ピンクの斜線部分がなくなっていますね。
長方形の部分が奥までまっすぐなくなっているということは、直方体が切り取られているということだから、1つの直方体を切り取ったというのは、この部分のことですね。
切り取った直方体は、縦が5cm、横が5cm、高さが3cmだとわかります。 ←真横から見た図から、縦(奥行き)の長さがわかります。
真上から見た図を見ると、黄緑色で塗りつぶした部分がなくなっていますね。
三角形の部分が下までまっすぐなくなっているということは、三角柱が切り取られているということだから、1つの三角柱を切り取ったというのは、この部分のことですね。
切り取った三角柱は、底面が底辺2cm、高さ2cmの(直角二等辺)三角形、高さが4cmだとわかります。 ←真正面から見た図から、高さがわかります。高さが7cmではないことに注意しましょう。
(1)の答えは、図の赤線になります。
図の「あ」、「い」に注目すると、赤線を引けることがわかるでしょう。
求める体積は   「差」で求める!(復元)
  5×9×7−5×5×3−2×2×1/2×4
 =5×3×(21−5)−8 分配法則の逆を利用しました。
 =5×3×16−8
 =80×3−8 5と偶数の掛け算を先にしました。(「5と2は仲良し」)
 =240−8
 =232cm3・・・(2)の答え



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