大阪星光学院高等学校2008年1次算数第1問(3)(解答・解説)


もとの整数の各位の数字の和が9だから、もとの整数は9の倍数となります。 ある整数の各位の数の和が9の倍数のとき、その整数が9の倍数になるという9の倍数判定法を利用しました。
また、もとの整数÷7/10=もとの整数×10/7が整数(Aとします)であることから、Aは10の倍数となります。 文章題で条件が足りないと感じたら、整数条件(倍数条件)を利用します。
もとの整数が9の倍数だから、それを10/7倍したAも9の倍数となります。
結局、Aは9でも10でも割り切れる数、つまり90の倍数で、百の位が3の3桁の整数となるから、360となります。
したがって、もとの整数は
  360×7/10
 =252
となります。
この問題と同種の問題(神戸女学院中学部1990年算数1日目第2問)をホームページで取り上げているので、ぜひ解いてみましょう。



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