慶應義塾志木高等学校2017年数学第1問(3)(解答・解説)


答えを1つ求めればよいのであれば、部分分数分解をイメージすればm=8とすればよいことがすぐにわかるので、数秒で答えが出せるでしょう。
1/7−1/8=1/56だから、m=8、n=56となります。
きっちり解くのであれば、次のようにすればよいでしょう。
m<nより、1/mは1/nより大きくなるので、1/mは1/7×1/2=1/14より大きくなります。
結局、1/mは1/14より大きく、1/7より小さくなるので、mは8以上13以下の整数となります。
すべてを調べつくすと、m=8のみ適することがわかり、n=56となります。 ←この問題の場合、実際は調べつくす必要はありません。分母の7と約分できる可能性のある数字は7の倍数だけですが、8以上13以下の整数に7の倍数がないため約分できる可能性がなく、分子を1にするためには、分母の差が1の分数とするほかないからです。
なお、中学生以降であれば、分母を払って因数分解を利用して解くこともできます。



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