灘高等学校2018年数学第1問(2)(解答・解説)


Dを通り△ABCの面積を2等分する直線は辺ABと交わらず、辺ACと交わります(交点をGとします)。 ←仮に辺ABと交わるとすると、一方の面積は最大(交点がAのとき)でも△ABCの面積の1/4にしかならないからです。
同様に、Fを通り△ABCの面積を2等分する直線は辺ACと交わらず、辺ABと交わります(交点をHとします)。 条件の対等性を利用して作業を減らす!
図は次のようになります。
灘高等学校2018年数学第1問(2)(問題)の図
  三角形CGDの面積
 =三角形ABCの面積×CD/CB×CG/CA
 =三角形ABCの面積×3/4×CG/CA
だから、3/4×CG/CA=1/2となり、CG/CA=1/2×4/3=2/3となります。
同様に、BH/BA=2/3となります。 条件の対等性を利用して作業を減らす!
三角形AHGと三角形ABCのピラミッド相似(相似比はAG:GC=(1−2/3):1=1:3に着目すると、HG:BC=1:3となり、HG:DF=1/3:2/4=2:3となります。
三角形PGHと三角形PDFのちょうちょ相似(相似比はGH:DF=2:3)に着目すると、PG:PD=2:3となります。
したがって、三角形PDFの面積は
  三角形CGDの面積×DF/DC×DP/DG
 =120×1/2×2/3×3/(2+3)
 =24
となります。



中学受験・算数の森TOPページへ