関西学院中学部2006年A算数2日目第7問(解答・解説)


鉛筆の本数を[13]、ボールペンの本数を<11>とします。 ←鉛筆の本数は後で2/13倍、ボールペンの本数は後で3/11倍するので、無用な分数を避けるため、このようにおきました。
鉛筆とボールペンが合わせて500本あるから、
  [13]+<11>=500・・・@
となります。
また、鉛筆の2/13とボールペンの3/11を合わせると90本になるから、
  [13]×2/13+<11>×3/11=90
  [2]+<3>=90・・・A
となります。
あとは、消去算を解くだけですね。線分図をかいて解くこともできますが、ここでは、式だけで解きます。
鉛筆の本数を求めるので、< >数字をそろえて消去します。
@を3倍すると、
  [39]+<33>=1500・・・B
となります。
また、Aを11倍すると、
  [22]+<33>=990・・・C
となります。
BとCの差を考えると、
  [17]=510
となります。
したがって、鉛筆の本数([13])は
  510×[13]/[17]
 =30×13
 =390本
となります。
なお、次のようにして(割合の)つるかめ算として解くこともできますが、わかりにくいかもしれません。
全部ボールペンだと考えて、ボールペンと鉛筆との交換を考えます。
鉛筆の本数は、
  (500×3/11−90)÷(3/11−2/13)
 =510/11÷(39−22)/(11×13)
 =510/11×(11×13)/17 ←うまく約分できますね。
 =510×13/17
 =30×13
 =390本
となります。



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