開成中学校2008年算数第1問(解答・解説)


約束記号の問題ですね。
与えられた例をよく観察すれば、ルールはすぐにわかりますね。
(1)
場合の数の問題ですね。
要するに、27だけはたすしかなく、27以外は、たすかひくかの2通りあるということですね。 ←27g、9g、3g、1gの4個のおもりをすべて使って量れる重さ(ただし、おもりは天秤のどちらに置いてもよい)は何通りあるかという問題と同じですね。27gを左に置くとすると、9g、3g、1gをそれぞれどちらに置くかで2通りずつあるから、全部で2×2×2=8通りあります。
  27 (あ) 9 (い) 3 (う) 1=計算結果
     +   +   +     40
              −     38
          −   +     34
              −     32
     −   +   +     22
              −     20
          −   +     16
              −     14
答えは、40、38、34、32、22、20、16、14となります。
(2)
9と1はひくので、いずれかの円の内側に入る必要があります。
ただし、2重に入った場合は条件を満たしません。
9を含みうる円は27の円しかないので、9は27の円に含まれます。
この時点では、次のようになります。
開成中学校2008年算数第1問(解答・解説)の図1

あとは、3の円と1の円の配置を考えるだけです。
3はたさないといけないので、B(2重に入った場合ですね)かCに配置するしかないですね。
この時点では、次の(あ)か(い)のようになります。
開成中学校2008年算数第1問(解答・解説)の図2

あとは、1の円の配置を考えればいいですね。
どの色の部分に入るかを考えればいいですね。
1はひかないといけないので、いずれかの円の内側に入れる必要があります。
ただし、2重に入れてはいけません(3重に入れるのは問題ありません)。
結局、次のようになります((あ)の場合は、水色のところか黄色のところに入れ、(い)の場合は、紫色のところか青色のところに入れる必要がありますね)。
開成中学校2008年算数第1問(解答・解説)の図3





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