開成中学校2017年算数第3問(解答・解説)


この問題は、秒殺問題として中学受験・算数の森(別館)で取り上げている灘中学校の問題(2009年1日目第4問)と同じ問題です。
ご丁寧に誘導がついているので、それに従って解いていけばいいでしょう。
開成レベルの受験生なら、このような誘導は不要だと思いますが・・・
開成中学校2017年算数第3問(解答・解説)の図

(1)
まず、三角形HAFと三角形HGEのちょうちょ相似に注目すると、
  HF:HE
 =AF:GE
 =x:1
となります。
次に、三角形HDFと三角形HBEのちょうちょ相似に注目すると、
  HF:HE
 =DF:BE
 =9:x
となります。
このことから、
  x:1=9:x
  x×x=1×9 比例式の処理⇒内項の積=外項の積
  x×x=3×3
となるから、xの値は3となります。
(2)
誘導が露骨すぎてびっくりしますね。(^^;)
せめて図を省略しておくべきでしょうね。
毎分50mで進む阿部君が250mを進むのにかかる時間は
  250/50
 =5分
ですね。
また、二人が出会ってから、馬場君がA地点に着くまでの時間は
  5+46+12/60
 =256/5分
となります。
このことをダイヤグラムに書き込むと、(1)と同じ問題になるので、
  y×y=5×256/5
  y×y=16×16 16×16=256は覚えているはずですね。
となるから、yの値は16となります。



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