灘中学校2017年1日目第6問(解答・解説)


「3桁の整数ABCを3/4倍すると3桁の整数BCAになり、さらにBCAを3/4倍すると3桁の整数CABにな」るから、
 ABC×3/4×3/4=CAB
 ABC×9/16=CAB
となります。
この式より、ABCは16の倍数、CABは9の倍数となります。
また、9の倍数判定法(9の倍数の各位の和は9の倍数となる)より、ABCも9の倍数となります。
結局、ABCは16でも9でも割り切れる整数、つまり144の倍数となります。
144の倍数で3桁のものを書き出すと、
  144、288、432、576、720、864
となります。
3/4は1より小さいので、ABC>BCA>CABとなり、当然、A>B>Cとなります。 ←厳密には、A、B、Cのいずれか2つが等しくなりえます(例えば、288×3/4=216)が、問題文に答えが2つと明記されているので、微妙なものは検討しなくてもいいでしょう。
また、A、B、Cは最高位になるので、0となることはありません。
結局、問題の条件を満たすものは、432と864のみですね。 ←時間があれば、実際に条件を満たすか確認すればよいでしょう。
本問と同様の9の倍数判定法の使い方をする問題が過去に出されていて、ホームページでも取り上げています(灘中学校1995年1日目第6問)。ぜひ解いてみましょう。
(灘中学校1995年1日目第6問)
 3けたの整数[ ]を4.5倍すると、百の位と一の位の数字が入れかわった。
ホームページには、整数条件を使う問題(神戸女学院中学部1990年1日目第2問)もあるので、ぜひ解いてみましょう。

中学受験・算数の森TOPページへ