灘中学校2024年算数1日目第6問(解答・解説)


ABCDとDCBAの差EFGHは
 A×1000+B×100+C×10+D×1−D×1000ーC×100−B×10−A×1 =A×999+B×90−C×90−D×999
となり、9の倍数となります。 ←一応桁ばらしで9の倍数であることを示しておきましたが、灘中受験生なら当然知っている知識でしょう。過去に2桁の場合や3桁の場合が出されていますから。
EFGHの各位の和が9の倍数で、1〜8までの整数の和が36(9の倍数)だから、ABCDの各位の和も9の倍数となります。
ABCDの各位の和は、1+2+3+4=10以上8+7+6+5=26以下の整数だから、18となります。 上限チェック!下限チェック!
1〜8の異なる4つの整数の和が18となるものを考えることになりますが、ABCD、DCBA、EFGHのうち一番大きい数であるABCDの最高位(A)は8になりそうなので、そちらからチェックします。
そこで、B、C、Dの和が18−8=10となるものを書き出します。
 (1,2,7)、(1,3,6)、(1,4,5)、(2,3,5)
結局、この場合のABCDは8721、8631、8541、8532のいずれかとなります。
あとは、順に調べていくだけです。
 8721−1278×←千の位が7になるからです。
 8631−1368×←一の位が3になるからです。
 8541−1458×←百の位が0になるからです。
 8532−2358=6174
したがって、ABCDは8532となります。 ←厳密には、6543、7542、7632、7641も調べないといけませんが、・・・



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