灘中学校1995年算数2日目第5問(解答・解説)


1〜16までの立方体をはずしたとき、最初の立方体に比べて表面積がいくら増減するかをまず調べます。
表にすると、次のようになります。 ←これは、問題文の図を見ながら、1つ1つ取り外していけばわかります。自分で実際に確かめてみましょう。
  +8 −16 −12 −10
  +6  +4  +8  −8
  +4  +6  +8  −6
  +2  ±0  −2  −4
  (+は増、−は減を表します。)
例えば、1を取り除くと、4増えるということです(問題文の図の1に対応するところを見ます)。
1と2を取り除くと、6増えるということです(問題文の図の2に対応するところを見ます)。 この表は、2段目以降についてもあてはまります(ただし、4段目は上と下の面がなくなる分だけ余分に減ります)。
2段目は−16(16減)の状態からの増減を表し、3段目は−16×2(32減)の状態からの増減を表し、4段目は−16×3(48減)の状態からの増減を表します。
(1)
最大となるのは、1段目の「+8」のところで、3、4、5番のときであり、そのときの表面積は、
  4×4×6+8
 =104cm2
となります。
なお、表面積の増減の範囲は次のようになります。
  1段目 −16〜+8
  2段目 −16−16〜−16+8
  3段目 −32−16〜−32+8
  4段目 −48−16−2×16(4段目の64をはずしたとき)〜−48+8−2×3(4段目の51をはずしたとき(4段目の49、50をはずしたときも同様ですが、この問題のレベルであれば、それほどこだわる必要はありません。))
(2)
15番目(1段目の「−12」のところ)までの立方体を取り外したときの表面積と同じ表面積となるのは、2段目の「+4」(−16+4となりますね)のところだけですね。 ←(1)の表面積の増減の範囲を参照しましょう。
したがって、1+16=17番目と7+16=23番目となります。 ←2段目の「+4」のところは、1段目の1と7のところだから、それに16をたせばいいですね。
(3)
最初の表面積は
  4×4×6
 =96cm2 ←これから16(最大の減少)をひいても70にはなりませんね。
となり、1段目をすべて取り外したときの表面積は
  4×4×6−16
 =80cm2 ←これから10をひくと70になりますね。
となり、2段目をすべて取り外したときの表面積は
  4×4×6−16×2
 =64cm2 ←これに6をたすと70になりますね。
となり、3段目をすべて取り外したときの表面積は
  4×4×6−16×3
 =48cm2 ←これに8(最大の増加)をたしても70にはなりませんね。
となります。
結局、表面積が70cm2となるのは、次の2つの場合が考えられます。
(あ)80から10をひく場合
2段目の「−10」を取り外したときだから、14+16=30番目(x=30)となります。
(い)64に6をたす場合
3段目の「+6」を取り外したときだから、2+16×2=34番目(x=34)と6+16×2=38番目(x=38)となります。
したがって、求めるxの値は30、34、38となります。




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