大阪星光学院中学校2003年算数第2問(解答・解説)

(1)
大阪星光学院中学校2003年算数第2問(解答・解説)の図
普通の峠の問題と少し異なりますね。
ただ、行きの時間と帰りの時間の差がどこでついたのかを考えるというのは同じです。
AC間にCB=CDとなる点Dを取ります。
CB=@とすると、CD=@、AD=@×3−@=Aとなります。
D〜C〜Bの行きと帰りの時間は同じなので、6時間30分−5時間30分=1時間の差はAD間の行きと帰りでついたことがわかります。
Aの距離の場合、行きと帰りで1時間の差がついたのだから、BC間(@の距離)の場合、行きと帰りで
  1時間×1/2
 =30分
の差がつきます。

(2)
仮にB→C→Aが全部上りだとすると、(1)の結果より
  5時間30分−30分 ←BC間の上りを下りに変えると30分減るはずですね。
 =5時間
かかるはずです。
Cの距離の下りに5時間かかるのだから、BC間(@の距離)の下りに
  5×1/4
 =5/4時間
 =1時間15分
かかります。

(3)
BC間の行きと帰りに注目します。
  時間の比  上り:下り=(5/4+1/2)時間:5/4時間=7/4:5/4=7:5
   ↓逆比(距離一定〜BC間の距離)
  速さの比  上り:下り=5:7
となります。

(4)
上りの速さを[5]とすると、下りの速さは[7]となります。
[7]−[5]=[2]が1.5=3/2km/時に相当するから、上りの速さは
  3/2×[5]/[2] ←計算しやすいように、分数を利用しました。
 =15/4 ←すぐに小数になおせますね。
 =3.75km/時
となり、AB間の距離は
  BC間の距離×4
 =15/4×7/4×4 ←計算しやすいように、分数を利用しました。
 =105/4 ←すぐに小数になおせますね。
 =26.25km
となります。



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