聖光学院中学校2005年第1回算数第3問(解答・解説)

(1)
異なる10個の数から2個選ぶ場合の数だから、
  (10×9)/(2×1) ←組み合わせですね。
 =45組
あります。
(2)
与えられた10個の数を3で割った余りで分類します。
その際、3の倍数判定法(ある数を3で割った余りは、各位の和を3で割った余りと等しいこと)利用します。
(あ)3で割ったときの余りが0・・・111
(い)3で割ったときの余りが1・・・1、10、100、1000
(う)3で割ったときの余りが2・・・11、101、110、1001、1010
2つの数の差が3の倍数になるのは、同じグループから2個の数を選んだ場合になります。
(あ)から2個の数を選ぶことはできませんね。
(い)から2個の数を選ぶ場合
異なる4個の数から2個選ぶ場合の数だから、
  (4×3)/(2×1)
 =6組
あります。
(う)から2個の数を選ぶ場合
異なる5個の数から2個選ぶ場合の数だから、
  (5×4)/(2×1)
 =10組
あります。
したがって、全部で
  6+10
 =16組
あります。
(3)
2つの数の和が3の倍数になるのは、(あ)から2個の数を選んだ場合(実際にはありませんね)、(い)、(う)から1個ずつ選んだ場合になります。
(い)から1個の数の選び方は4通りあり、そのそれぞれに対して、(う)から1個の数の選び方は5通りあるから、結局、
  4×5
 =20組
あります。


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