清風南海中学校2001年算数第5問(解答・解説)


作業が複雑なので、整理します。
(A)「容器の食塩水の1/5の量をくみだし、」
  →食塩の量 1−1/5=4/5になりますね。
   「容器に残っている食塩水の1/5の量の水を容器に入れる。」
  →食塩水の量 4/5×6/5=24/25になりますね。
(B)「容器の食塩水の1/4の量をくみだし、」
  →食塩の量 1−1/4=3/4になりますね。
   「容器に残っている食塩水の1/4の量の水を容器に入れる。」
  →食塩水の量 3/4×5/4=15/16になりますね。
(C)「容器の食塩水の1/3の量をくみだし、」
  →食塩の量 1−1/3=2/3になりますね。
   「容器に残っている食塩水の1/3の量の水を容器に入れる。」
  →食塩水の量 2/3×4/3=8/9になりますね。
1回の作業
   食塩の量 4/5×3/4×2/3=2/5になりますね。
   食塩水の量 24/25×15/16×8/9=4/5になりますね。
   濃さ(食塩の量÷食塩水の量×100) 2/5÷4/5=1/2になりますね。 ←濃さの比=食塩の量の比÷食塩水の量の比
(1)
操作(A)だけしたのだから、食塩水は
  100×24/25
 =4×24  ←25×4=100を利用して約分しました。
 =96g
になっていますね。
(2)
1回目の操作が終わったあとの食塩の量は、最初の食塩の量の2/5になるから、
  100×20/100×2/5 ←うまく約分できますね。
 =8g
となりますね。
(3)
2回目の操作が終わったあとの食塩水の濃さは、最初の食塩水の濃さの1/2×1/2になるから、
  20×1/2×1/2
 =5%
となりますね。
(4)
2回目の操作が終わった段階ではだめなことは(3)からわかっているので、3回目の操作が終わった段階以降を順番にチェックすればいいですね。
はじめ 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
20 ×1/2 ×1/2 ×1/2 ×1/2 ×1/2
      × ×
したがって、5回目ではじめて1%以下となりますね。
最後のところは、2を何個かかけてはじめて20を越えるのは、何個かけたときですかということですね。



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