清風南海中学校1999年算数第4問(解答・解説)


(1)
まず線分図をかいて問題文を整理します(どちらが上流かわかりやすくするために斜めの線分図にします)。
清風南海中学校1999年算数第4問(解答・解説)の図
AB間の距離とBC間の距離は等しいので、ABの下りにかかる時間(20分)とBCの下りにかかる時間は等しくなります。
したがって、AC間の上りにかかる時間は
  140−(10+20×2)
 =90分
 =1時間30分
となります。
(2)
AC間の上りと下りの時間の比は
  上り:下り
 =90分:40分
 =9:4
だから、速さの比は  距離一定⇒速さの比=時間の比の逆比
  上り:下り
 =4:9
 =G:Q 典型的な流水算の問題では、上りの速さと下りの速さの差が流速の2倍となるので、差が偶数となるようにします。
となります。
  流速
 =(Q−G)/2
 =D
で、これが5km/hに相当するから、静水での速さ((G+Q)/2=Lに相当)は 典型的な流水算の問題では、上りの速さと下りの速さの平均が静水での速さとなります。
  5×L/D
 =13km/h
となります。
なお、AC間の距離を90と40の最小公倍数でおいた解法で解くこともできます。
(3)
下りの速さ(Qに相当)は
  5×Q/D
 =18km/h
で、AC間にかかる時間は40分だから、AC間の距離は
  18×40/60
 =18×2/3
 =12km
となります。



中学受験・算数の森TOPページへ