高槻中学校2015年前期算数第2問(解答・解説)

(1)
3桁の整数は、百の位が0以外の5通りあり、そのそれぞれに対して、十の位が5通りあり、そのそれぞれに対して、一の位が4通りあるから、
  5×5×4
 =100個
あります。
3桁の奇数は、一の位は1か3か5の3通りあり、そのそれぞれに対して、百の位は0以外の4通りあり、そのそれぞれに対して、十の位は4通りあるから、全部で
  3×4×4
 =48個
あります。
したがって、3桁の偶数は
  100−48
 =52個
あります。
なお、偶数を直接数えることもできますが、一の位が0のときと2、4のときでは条件の対等性が崩れるので、場合分けして数える必要があります。
(2)
百の位が1、2のものはそれぞれ
  5×4
 =20個
あります。
百の位が3で、十の位が0、1のものはそれぞれ4個あります。
残り2個を書き出すと、320、321となるので、答えは321となります。
(3)
少し実験してみれば、6枚のカードのうち3枚を取り出せば、各桁の数が自動的に定まることがわかりますね。 ←百の位、十の位、一の位の大小関係が決まっているからです。
結局、異なる6枚のカードから3枚のカードを取り出せばよいから、全部で
  (6×5×4)/(3×2×1) ←組合せですね。組合せについては、(参考)を参照しましょう。
 =20個
あります。
因(ちな)みに、十の位は一の位より小さく、百の位は十の位より小さい数は、0は使えなくなるので、
  (5×4)/(2×1)
 =10個
あります。
(参考)組合せ
6枚のカードの中から1枚目のカードの選び方は6通りあり、そのそれぞれに対して、2枚目のカードの選び方が1枚目で選んだカード以外の5通り、そのそれぞれに対して、3枚目のカードの選び方が1枚目と2枚目で選んだカード以外の4通りあるから、合計6×5×4通りあるように思われますが、組み合わせとしては同じもの(例えば、123と213など)を3×2×1回ずつカウントしています(3×2×1倍カウントしているということです)。そこで、6×5×4を重複度の3×2×1で割ればいいということになります。 あえて重複してカウントして、重複度で割るのがポイントです。



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