筑波大学附属駒場中学校2016年算数第4問(解答・解説)

筑波大学附属駒場中学校2016年算数第4問(解答・解説)の図

(1)
いろいろな解法がありますが、変化量に注目して解くのが楽でしょう。
辺BCを底辺とし、頂点Pが点DからEまで移動すると考えます。
PがDにあるときの三角形PBCの面積は三角形ABCの面積の2/5倍で、PがEにあるときの三角形PBCの面積は三角形ABCの面積の3/5倍ですね。 三角形の高さ一定⇒三角形の面積比=底辺比
PがDからEに3めもり移動する間に面積が三角形ABCの面積の3/5−2/5=1/5倍だけ増えているので、PがDからEに2めもり移動する間には面積が三角形ABCの面積の1/5×2/3=2/15倍だけ増えます。
したがって、求める三角形PBCの面積は
  100×(2/5+2/15)
 =100×8/15
 =160/3cm2
となります。
(2)
Eを通り、FGに平行な線を引き、この線分と辺ABの交点をHとします。
まず、三角形AHEと差角形AFGのピラミッド相似(相似比は、AE:AG=1:2)に注目すると、HがAFの真ん中の点だとわかります。
次に、三角形DEHと三角形DPFのピラミッド相似(相似比は、DH:DF=5:4)に注目すると、FP=DE×4/5であることがわかります。
あとは、(1)と同様に変化量に注目して解くだけです。
求める三角形PBCの面積は
  100×(2/5+1/5×4/5)
 =100×14/25
 =56cm2
となります。
なお、メネラウスの定理を知っていれば、次のように辺DPとPEの比がすぐに求められます。
  AG/GE×EP/PD×DF/FA=1
  4/2×EP/PD×2/1=1
  EP/PD=1/4
(3)
EP、DPは不自然に線が途中で止められているので、延長します。
直線EP、DPと直線BCの交点をそれぞれQ、Rとします。
また、直線EPと辺ABの交点をSとします。
三角形CEQ、DBR、AESはすべて正三角形の半分の三角定規の形ですね。
正三角形の半分の三角定規において、60度を挟む辺の比が1:2であることから、図のようになることがわかります。
さらに、相似を作り出すため、点Dを通り辺BCに平行な線を引き、この線とEPの交点をTとします。
三角形SQBと三角形STDのちょうちょ相似に注目すると、QB:TD=SQ:SD=1:1ですね。
三角形PQRと三角形PTDは相似(ちょうちょ相似)で、相似比がQR:TD=5:1となり、高さの比も5:1となります。
結局、三角形PBCは、三角形ABCと底辺が等しく、高さが
  2/5×5/6
 =1/3
となるから、面積も1/3となり、三角形PBCの面積は100/3cm2となります。



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