東海中学校2005年算数第5問(解答・解説)


文章題の基本は、一定のものに注目することですが、この問題(倍数変化算)には一定のものがありません。
そこで一定のものを作り出して解きます。
仮に田中先生の年令も(20×2)×3=120増えていれば、年齢の比は変化せず、1:3=13:39となるはずです。 ←2人の子どもの年令については、問題文のものと変わりませんね。 加比の理
実際は、増えた年令が120−20=100少ないので、13:14となっています。
したがって、39−14=25が100歳に相当するから、田中先生の20年後の年令は
  100×14/25
 =56歳
となり、現在の田中先生の年令は
  56−20
 =36歳
となります。
次のように、比例式を作って解くこともできます。
はじめの子ども2人の年令の和を[1]、田中先生の年令を[3]とします。
  ([1]+20×2):([3]+20)=13:14
  ([3]+20)×13=([1]+40)×14 比例式の処理⇒内項の積=外項の積
  [39]+260=[14]+560
  [25]=300
  [3]=300×[3]/[25]=36



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