洛星中学校2006年後期算数1第4問(解答・解説)


  距離の比 Aの登り:Aの下り
      =546m:91m
      =6:1
  速さの比 Aの登り:Aの下り
      =3:7
だから、
  時間の比 Aの登り:Aの下り 比の積・商〜時間(の比)=距離(の比)/速さ(の比)
      =6/3:1/7
      =M:@
となります。
 
洛星中学校2006年後期算数1第4問(解答・解説)の図

  M+@
 =N
が10分50秒=65/6分に相当するから、Aの登りの時間(M)は
  65/6×M/N
 =91/9分
となります。
したがって、Aの登りの速さは
  546÷91/9
 =546×9/91
 =6×9
 =54m/分・・・(2)の答え
となります。
  距離の比 Aの下り:Bの登り
      =91:{(546−91)×1/15}
      =91:455/15
      =91:91/3
      =3:1
   ||←時間一定(Aが折り返してから、2人が出会うまでの時間)
  速さの比 Aの下り:Bの登り
      =3:1・・・(1)の答え
となります。
(別解)
洛星が予定していた解法はおそらくこちらです。
(1)
Aには登りと下りがあり、うっとうしいですね。
そこで、Aがずっと下っていたと考えます。
  速さの比 Aの登り:Aの下り
      =3:7
   ||←時間一定
  距離の比 Aの登り:Aの下り
      =3:7
だから、Aが546m登るのにかかる時間で、Aは
  546×7/3
 =1274m
下ることができます。
したがって、
  距離の比 Aの下り:Bの登り
      =(1274+91):(546−91)
      =1365:455
      =3:1
   ||←時間一定(10分50秒)
  速さの比 Aの下り:Bの登り
      =3:1
となります。
なお、Aの下りの速さもBの登りの速さも出せるので、比を求めさせるのは無意味ですね。
(2)
Aの下りの速さは
  1365÷65/6
 =126m/分
となるから、Aの登りの速さは
  126×3/7
 =54m/分
となります。



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