四天王寺中学校2015年算数第3問(解答・解説)

@
5%の食塩水と10%の食塩水を等量混ぜ合わせてできる食塩水は(5+10)÷2=7.5%になります。
さらに、この食塩水50gと15%の食塩水を100gを混ぜてできる食塩水の濃さは、7.5%の食塩水100gと15%の食塩水200gを混ぜてできる食塩水の濃さと等しいから、 ←□%の食塩水100gには食塩が□g含まれていることを利用して計算を楽にします。
  (7.5+15×2)/(100+200)
 =37.5/300
 =12.5/100
 →12.5%
となります。
なお、天秤算を利用して解くこともできますし、5%の食塩水と10%の食塩水100gずつ(合計200g)と15%の食塩水400gを混ぜ合わせてできる濃さを求めればいいことに注目して、
  (5+10+15×4)/(100+100+400)
 =75/600
 =12.5/100
 →12.5%
とすることもできます。
A
3種類の食塩水を200g混ぜる(ただし、A:B=1:2)と、食塩の量が12×2=24gとなったということだから、典型的なつるかめカブトムシ算の問題ですね。
200g全部がCのときの食塩の量は15×2=30gとなります。
C3gをA1gB2gに交換すると、食塩の量は
  3×15/100−1×5/100−2×10/100 ←実際は、@と同様に考えて、15×3−5−10×2を100で割ればいいですね。
 =1/5g
減るので、食塩の量を
  30−24
 =6g
減らすためには、この交換を
  6÷1/5
 =30回
すればいいですね。
したがって、容器Aから取り出した食塩水は
  1×30
 =30g
となります。
なお、天秤算を2回利用して、まず、AとBを1:2で混ぜたときの濃さを求め、次に、これとCを混ぜて12%にすると考えて解くこともできます。



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