四天王寺中学校1993年算数第4問(解答・解説)


四天王寺中学校1993年算数第4問(解答・解説)の図
曲線がらみの角度・面積の問題だから、円周上の点と中心を結ぶ補助線を利用します。
円周上の複数の点と中心を結ぶと、二等辺三角形ができることもしっかり確認しておきましょう。
(1)
角度を求める問題ですね。
角度を求める問題では、わかっている角度を書き込んでいくことが大切です。
この問題の場合、角度を書き込むまでもないですね。
三角形PBCが正三角形になるから、角PCBは60度ですね(図の△は60度、×は30度を表します)。
(2)
角PCQ=180−(△+×)=90度で、PC=CQだから、三角形PCQは直角二等辺三角形になり、角CPQ=45度となります。
あとは、三角形CPRに注目して、三角形の内角と外角の関係を利用するだけですね。
  角CRQ
=角CPR+角PCR
=45+30
=75度
となります。
(3)
1/4円の面積から、直角二等辺三角形PCQの面積を引くだけですね。 「差」で求める(復元)!
求める面積は
  8×8×3.14×1/4−8×8×1/2
 =16×3.14−32
 =31.4+18.84−32
 =50.24−32
 =18.24cm2
となります。
(別解)
花びらの面積に関する知識を利用すると、求める面積は
  8×8×1/2×57/100
 =32×57/100 ←小数で答えるのであれば、約分しないほうがいいでしょう。分数で答えるのであれば、4×25=100を利用して約分し、8×57/25=456/25cm2とするといいでしょう。
 =1824/100
 =18.24cm2
となります。



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