愛光中学校2013年算数第4問(解答・解説)
(1)
3と5を合わせて10個集めたら36になったということだから、典型的なつるかめ算の問題です。
すべてのカードの数が3減ったと考えると、0、2を合わせて10個集めたら36−3×10=6になったということだから、5のカードは
6÷2
=3回
引いたことになります。
(2)
3、5、8を1回ずつ取り除くと、残りの4回のカードの数の和は37−(3+5+8)=21となります。
すべてのカードの数が3減ったと考えると、0、2、5を合わせて4個集めたら21−3×4=9となったということですね。
5が1回もないと2×4=8以下となるから、5は少なくとも1回はあります。
また、5が2回以上あることは明らかにないから、5は1回となり、2は(9−5)÷2=2回となり、0は4−1−2=1回となります。
したがって、3のカードは
1+1
=2回
引いたことになります。
(3)
とりあえずカードを10回引いたと考えます。
3、5、8をあわせて10個集めたら57になったということですね。
すべてのカードの数が3減ったと考えると、0、2、5を合わせて10個集めたら57−3×10=27となったということですね。
0、2、5の個数をそれぞれ〇、△、□とすると、
2×△+5×□=27、〇+△+□=10(△+□は10以下)
となります。
2×△が偶数、27が奇数だから、5×□は奇数となり、□が奇数となります。 ←文章題で条件が不足していると感じたら、整数条件を利用するとうまくいくことがよくあります。
5×□の一の位は5となるから、2×△の一の位は2となり、△の一の位は1か6となります。
和が一定であることに着目して書き出すと、次のようになります。
2×△+5×□=27
1 5
↓+5 ↓−2
6 3
間違えて足した数字が含まれていない場合は8のカードを引いたのは5回と3回となり、含まれている場合は4回と2回となるから、答えは2回、3回、4回、5回となります。