麻布中学校2013年算数第4問(解答・解説)
(1)
小さい数から順に調べていきます。 ←小さい数で実験⇒規則性の把握(はあく)⇒一般化
A 1 5 9 13 ・・・
B 3 7 11 15 ・・・
差 2 2 2 2 ・・・
Bが最後に取ると、差は偶数となるから、差が31(奇数)となるのは、Aが最後に取ったときとなります。
このとき、コインを多く持っているのは当然Aとなります。
そこで、Aが最後に取ったときの差を1回目、2回目、・・・と調べていくと
1 3 5 7 ・・・ ←1回増えると、AはBより2増えるので、2ずつ増えるのは当然のことですね。
となり、奇数が小さい順に並んでいます。
31は
(31+1)÷2
=16番目
の奇数だから、Aが最後に取ったコインは
1+4×(16−1)
=61枚
となります。
(2)
小さい数から順に調べていきます。 ←小さい数で実験⇒規則性の把握(はあく)⇒一般化
その際、Aが最後に取ったときの差(差@とします)、Bが最後に取ったときの差(差Aとします)、Cが最後に取ったときの差(差Bとします)を調べていきます。
差@はAとBの差(Aが最大)、差AはBとCの差(1回目で終わったときのみ、例外でAとBの差(Bが最大))、差BはAとCの差(Cが最大)となりますね。
A 1 8 15 22 ・・・
B 2 9 16 23 ・・・
C 4 11 18 25 ・・・
差@1 7 13 19 ・・・
差A1 7 12 17 ・・・
差B3 6 9 12 ・・・
差@は6で割ると1余る数だから、87となることはありません。
差Aは5で割ると2余る数(1は例外)だから、87となりえます。
87は差Aの
(87−2)÷5+1
=18番目
の数だから、Bが最後に取ったコインは
2+7×(18−1)
=121枚
となります。
差Bは3の倍数だから、87となりえます。
87は差Bの
87÷3
=29番目
の数だから、Cが最後に取ったコインは
4+7×(29−1)
=200枚
となります。