麻布中学校2021年算数第4問(解答・解説)


カードに書かれた数を100倍して考えます。
Aは107、Bは213となります。
書かれた数の合計の小数部分というのは下2桁の数で、整数部分というのは、下2桁を取り払った数となります。
以下、Aを〇枚、Bを□枚とします。
(1)
7と13(7+6)を合わせて32枚取り出して、下2桁の数が78となるということですね。 ←百の位以上は無視できますね。
すべてが7減ったと考えると、合計の数は7×32=224減り、下2桁の数は24減って54となります。
結局、6×□の下2桁の数が54となり、これを満たす□は9となります。 ←問題の形式から答えは1つと考えられますね。実際、6×□が6の倍数であることから、下2桁の数が54の場合、百の位以上も3の倍数となりますが、354の場合ですら、354/6=59>32となり、条件を満たしませんね。
結局、〇=32−9=23となるから、書かれた数の合計は
  107×23+213×9
 =4378
となり、答えは43となります。
(2)
(1)と同様にすればいいですね。
7と13(7+6)を合わせて160枚取り出して、下2桁の数が36となるということですね。 ←百の位以上は無視できますね。
すべてが7減ったと考えると、合計の数は7×160=1120減り、下2桁の数は20減って16となります。
結局、6×□の下2桁の数が16(以下、△16)となります。
6×160=960だから、△は0以上9以下となります。 上限チェック!下限チェック!
6×□は2の倍数で、3の倍数ですが、下2桁の数が16の場合、2の倍数の条件は満たしています。
そこで、3の倍数であるという条件を考えます。
下2桁の数の和が3で割ると1余る数だから、△は、3で割ると2余る数となり、2、5、8のいずれかとなります。
このとき、□はそれぞれ216/6=36、36+300/6=86、86+50=136となり、〇はそれぞれ160−36=124、124−50=74、74−50=24となり、カードの数の合計はそれぞれ
  107×124+213×36
 =20936
  107×74+213×86 ←実際には、(213−107)×50=5300を足せばよいでしょう(以下同じ)。
 =26236
  107×24+213×136
 =31536
となり、答えは209、262、315となります。



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