第2回チャレンジ問題(03年4月25日出題)
解答・解説
水平な正方形を親、その親の辺上に4頂点を持つななめの正方形を子と呼ぶことにします。
親は、右下の頂点が決まれば、他の3頂点は自動的に決まる(1辺の長さが決まっている場合)ので、右下の頂点が来る位置を数えることにします。
また、子も1つの頂点が決まれば、他の頂点は自動的に決まる(親が同じ場合)ので、1つの頂点だけで考えます。
子の頂点の決め方は、親の1辺の長さの切断の仕方に他なりません(例えば、親の1辺の長さが4cmの場合、1cm−3cm、2cm−2cm、3cm−1cmというように分けた地点に子の頂点が来ますね)。
(ア)親の1辺の長さが1cmの場合
右下の頂点が来るのは、図の↓と→の交差するところです。
親@:(8−1)×(8−1)個
子@:(8−1)×(8−1)×0個
(イ)親の1辺の長さが2cmの場合
上と同様に考えて
親A:(8−2)×(8−2)個
子A:(8−2)×(8−2)×1個
(ウ)親の1辺の長さが3cmの場合
上と同様に考えて
親B:(8−3)×(8−3)個
子B:(8−3)×(8−3)×2個
(エ)親の1辺の長さが4cmの場合
上と同様に考えて
親C:(8−4)×(8−4)個
子C:(8−4)×(8−4)×3個
(オ)親の1辺の長さが5cmの場合
上と同様に考えて
親D:(8−5)×(8−5)個
子D:(8−5)×(8−5)×4個
(カ)親の1辺の長さが6cmの場合
上と同様に考えて
親1個が子5個産みます。(図は、省略)←1cm−5cm、2cm−4cm、3cm−3cm、4cm−2cm、5cm−1cm
親E:(8−6)×(8−6)個
子E:(8−6)×(8−6)×5個
(キ)親の1辺の長さが7cmの場合
上と同様に考えて
親1個が子6個産みます。(図は、省略)←1cm−6cm、2cm−5cm、・・・・・・、6cm−1cm、
親F:(8−7)×(8−7)個
子F:(8−7)×(8−7)×6個
以上(ア)〜(キ)を合計すると
336個
となります。
次のような表にすると、規則性が読み取りやすいでしょう。
1辺
|
親
|
種類
|
子
|
種類
|
合計
|
種類
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1cm
|
(8−1)×(8−1)
|
1
|
(8−1)×(8−1)×0
|
0
|
(8−1)×(8−1)×1
|
1
|
2cm
|
(8−2)×(8−2)
|
1
|
(8−2)×(8−2)×1
|
1
|
(8−2)×(8−2)×2
|
2
|
3cm
|
(8−3)×(8−3)
|
1
|
(8−3)×(8−3)×2
|
1
|
(8−3)×(8−3)×3
|
2
|
4cm
|
(8−4)×(8−4)
|
1
|
(8−4)×(8−4)×3
|
2
|
(8−4)×(8−4)×4
|
3
|
5cm
|
(8−5)×(8−5)
|
1
|
(8−5)×(8−5)×4
|
2
|
(8−5)×(8−5)×5
|
3
|
6cm
|
(8−6)×(8−6)
|
1
|
(8−6)×(8−6)×5
|
3
|
(8−6)×(8−6)×6
|
4
|
7cm
|
(8−7)×(8−7)
|
1
|
(8−7)×(8−7)×6
|
3
|
(8−7)×(8−7)×7
|
4
|
なお、本問を一般化した(64個をN×N個にした)問題の答えは
1/12×N×N×(N−1)×(N+1)
となります。