徳島大学2013年前期工学部・医学部(保健)数学第6問(解答・解説)
(1)
どの回も6通りの目の可能性があるので、すべての目の出方は
6×6×6×6×6
=216×6×6 ←6×6×6=216となることは覚えているはずですね。
=1296×6
=7800−24 ←1296=1300−4として分配法則を利用しました。
=7776通り
あります。
(2)
5以上の目が2つ以上ある場合より、5以上の目が1つ以下の場合を数えたほうが楽ですね。
5以上の目が1つ以下となるのは、次の2つの場合があります。
(あ)5以上の目が0個の場合
(い)5以上の目が1個の場合
(あ)の場合
どの回も1〜4の4通りの目の可能性があるので、この場合の目の出方は
4×4×4×4×4
=1024通り ←2を10個掛け合わせると1024になることを利用しました。
あります。
(い)の場合
以下、5以上の目をA、4以下の目をBとします。
Aは5、6の2通り、Bは1〜4の4通りあります。
また、Aが何回目で出るかで5通りあるので、この場合の目の出方は
2×4×4×4×4×5
=2560通り
あります。
(あ)、(い)より、5以上の目が2つ以上ある目の出方は
7776−(1024+2560) ←余事象ですね。
=4192通り
あります。
(3)
Aが2つ以上ある場合((2)の場合)、そのうちの2数の和を考えれば条件を満たしますね。
また、Aがない場合、4+4<10となるので、条件を満たしませんね。 ←上限チェック!
そこで、Aが1つだけの場合を考えます。
5以上の目が5の場合、5+4<10なので、条件を満たしません。 ←上限チェック!
5以上の目が6の場合、残り4個の目が3以下でない限り条件を満たします。 ←5以上(6)が1回出て、残り4回のうち少なくとも1回4が出るということですが、余事象を考えました。
5以上の目が何回目で出るかで5通りあるので、この場合は
(4×4×4×4−3×3×3×3)×5
=(256−81)×5
=875通り
あります。
したがって、和が10以上となる2つの目を選ぶことができる目の出方は
4192+875
=5067通り
あります。