千葉大学2011年前期文系数学第8問(解答・解説)
(1)
4段目に到達する直前を考えると、1段目から3段上る場合(a1=1通りですね)、2段目から2段上る場合(a2=2通りですね)、3段目から1段上る場合(a3=4通りですね)があるので、 ←逆から考えます(以下同様)。
a4
=1+2+4
=7
となります。
5段目に到達する直前を考えると、2段目から3段上る場合(a2=2通りですね)、3段目から2段上る場合(a3=4通りですね)、4段目から1段上る場合(a4=7通りですね)があるので、
a5
=2+4+7
=13
となります。
(2)
(n+3)段目に到達する直前を考えると、(n+2)段目から1段上る場合(an+2通りですね)、(n+1)段目から2段上る場合(an+1通りですね))、n段目から3段上る場合(an通りですね)があるから、an+3=an+2+an+1+anとなります。 ←トリボナッチ数列と呼ばれる規則性です。
なお、最初が1段、2段、3段の場合に分けて考えることもできます。
(3)
表を書いていけば機械的に処理できるでしょう。
1段 1
2段 2
3段 4
4段 7
5段 13
6段 24
7段 44
8段 81
9段 149
10段 274
したがって、a10=274となります。
なお、この問題は慶應義塾中等部2007年算数第6問とほぼ同じです。