北海道大学2014年前期文系数学第4問・理系数学第4問(解答・解説)
(1)、(2)
経路は全部で
(8×7×6×5)/(4×3×2×1) ←8回の移動のうち北に行く4回の選び方(組合せ)ですね(以下同様)。
=70通り
あります。
aを通り抜ける経路は
2×(5×4)/(2×1) ←S地点から経路aの左端の地点までの行き方が2通りあり、そのそれぞれに対して経路aの右端の地点からG地点までの行き方が(5×4)/(2×1)通りあるからです(以下同様)。
=20通り
あります。
bを通り抜ける経路は
(6×5)/(2×1)×1
=15通り
あります。
aもbも通り抜ける経路(以下、Aとします)は
2×3×1
=6通り
あります。
aを通り抜けずにbを通り抜ける経路(以下、Bとします)は
15−6 ←わかりにくければヴェン図をかきましょう。
=9通り
あります。
bを通り抜けずにaを通り抜ける経路(以下、Cとします)は
20−6
=14通り
あります。
aもbも通り抜けない経路(以下、Dとします)は
70−20−15+6 ←「ひきすぎたら、たす」
=41通り
あります。
(3)
仮平均を利用して解きます。
基本的には(Dの場合には)、2×8=16分かかりますが、Aの場合は(8−2)−(2−1)=5分余分にかかり、Bの場合は8−2=6分余分にかかり、Cの場合は2−1=1分短くなります。
したがって、求める平均所要時間は
16+(5×6+6×9−1×14)/70
=17分
となります。