一橋大学2021年数学第1問(解答・解説)
1以上1050以下の整数で、2でも3でも5でも7でも割り切れない数は
1050×1/2×2/3×4/5×6/7
=240個
あるから、2、3、5、7の少なくとも1つで割り切れる数は
1050−240
=810個
あります。
したがって、1以上1000以下の整数で、2、3、5、7の少なくとも1つで割り切れる数は
810−50
=760個
以上あり、このうち2、3、5、7の4個以外の756個以上は素数ではなく、素数は1000−756=244個以下となります。
なお、集合4個の包除原理を用いて、1以上1000以下の整数で2でも3でも5でも7でも割り切れない数の個数を求めて解くこともできるでしょうが、やや面倒でしょう。