京都大学1968年理系・文系共通数学第2問(解答・解説)


この問題の場合、どの3つの長さを組み合わせても、三角形の成立条件(3つの辺を○、□、△(○≧□≧△)とするとき、○<□+△)を満たしますね。 ←36<20+22だからです。
三角形は、次の3つの場合が考えられます。
(あ)3辺の長さがすべて異なる三角形の場合
(い)2辺の長さだけが等しい三角形(正三角形以外の二等辺三角形)の場合
(う)3辺の長さが等しい三角形(正三角形)の場合
(あ)の場合
9個の長さから異なる3個の長さを選べば異なる三角形ができるので、三角形は、
  (9×8×7)/(3×2×1) ←組合せですね。
 =84種類
できます。
(い)の場合
等しい長さとなる長さの選び方が9通りあり、そのそれぞれに対して残りの辺の選び方が8通りあるので、三角形は、
  9×8 ←「同時に起こる⇒積の法則
 =72種類
できます。
(う)の場合
辺の選び方が9通りあるので、三角形は9種類できます。
以上(あ)〜(う)より、三角形は
  84+72+9 ←「同時に起こらない⇒和の法則
 =165種類
できます。



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