広島大学2025年前期文系数学第1問(解答・解説)
さいころを3回投げたときのすべての目の出方は(6×6×6)通りとなります。
(1)
1回目に2、5、6のうちどの目が出るかで3通りあり、そのそれぞれに対して、2回目にどの目が出るかで2通りあり、そのそれぞれに対して、3回目にどの目が出るかで1通りあるから、条件を満たす場合は(3×2×1)通りあります。
したがって、求める確率は(3×2×1)/(6×6×6)=1/36となります。
(2)
さいころの6つの目から異なる3つの目を選び、小さい順に1回目、2回目、3回目とすればよいから、条件を満たす場合は(6×5×4)/(3×2×1)=20通りあります。
したがって、求める確率は20/(6×6×6)=5/54となります。
(3)
1回目に1〜6のうちどの目が出るかで6通りあり、そのそれぞれに対して、2回目にどの目が出るかで5通りあり、そのそれぞれに対して、3回目にどの目が出るかで4通りあるから、条件を満たす場合は(6×5×4)通りあります。 ←(2)の並べ替えを考えて、20×3×2×1とすることもできます。
したがって、求める確率は(6×5×4)/(6×6×6)=5/9となります。
(4)
2と3だけの目が出る場合は
(A)2、2、3の場合・・・3が何回目に出るかで3通り
(B)2、3、3の場合・・・(あ)同様、3通り ←条件の対等性を利用して作業を減らす!
の2つの場合があり、合計6通りあります。
この6通りの場合のうち、1回目に3、2回目に2、3回目に3が出る確率を求めればよいから、1/6が答えとなり
ます。
(5)
1/□+1/△+1/〇=1(□≦△≦〇)を満たす整数□、△、〇の組をまず確定させます。 ←結構有名だから、1/2+1/3+1/6、1/2+1/4+1/4、1/3+1/3+1/3であることを知っている人もいるでしょうね。
分母の下限が2となることは明らかですね。
3つの分数のうち最大のもの(2つある場合もありえます)は、3つの分数の平均、つまり1/3以上だから、分母は3以下の整数となり、結局、1/2か1/3のいずれかとなります。
(あ)3つの分数のうち最大のものが1/2のとき
残り2つの単位分数の和は1−1/2=1/2となります。
残り2つの単位分数の分母は、2となることはなく、3以上となりますね。
また、残り2つの単位分数のうち小さくないほうの分数は、2つの分数の平均、つまり1/2×1/2=1/4以上だから、分母は4以下の整数となり、結局、1/3か1/4となります。
1/2−1/3=1/6だから、□=2、△=3、〇=6となります。
1/2−1/4=1/4だから、□=2、△=4、〇=4となります。
(い)3つの分数のうち最大のものが1/3のとき
残り2つの単位分数の和は1−1/3=2/3となります。
残り2つの単位分数の分母は3以上となりますね。
残り2つの単位分数のうち小さくないほうの分数は、2つの分数の平均、つまり2/3×1/2=1/3以上だから、分母は3以下の整数となり、結局、1/3となります。
2/3−1/3=1/3だから、□=△=〇=3となります。
□=2、△=3、〇=6のとき、(1)同様、条件を満たす場合は6通りあります。 ←条件の対等性を利用して作業を減らす!
□=2、△=4、〇=4のとき、(4)の(A)同様、条件を満たす場合は3通りあります。 ←条件の対等性を利用して作業を減らす!
□=△=〇=3のとき、条件を満たす場合は1通りあります。
したがって、求める確率は(6+3+1)/(6×6×6)=5/108となります。