同志社女子中学校1998年算数第3問(解答・解説)
問1
[3][4][5][6]の4枚のカードを2人で分ける場合の数を求めればいいですね。
明子さんのカードが決まれば、花子さんのカードは自動的に決まるので、明子さんのカードを決めればいいですね。
4枚のカードから2枚のカードの取り出し方(取り出す順番は考える必要はないですね)に他ならないから
4×3/(2×1) ←組み合わせですね。組み合わせについては、(※)を参照しましょう。
=6通り
あります。
なお、次のように明子さんのカードを書き出してもいいでしょう。
3−4 4−5 5−6
−5 −6
−6
(※)組み合わせ
4個の点の中から1個目の点の選び方は4通りあり、そのそれぞれに対して、2個目の点の選び方が3通りあります(4×3通り)。ただ、組み合わせとしては同じもの(例えば、1個目3で2個目5と1個目5で2個目3)を2×1回ずつカウントしています(2×1倍カウントしているということです)。そこで、4×3を2×1で割ればいいんですね。
問2
6枚のカードの数字の和は
1+2+3+4+5+6
=7×3
だから、3人のカードの数字がすべて等しくなるとき、1人のカードの数字の和は
7×3/3
=7
となります。
数字が7となる組み合わせは
1−6・・・A
2−5・・・B
3−4・・・C
の3通りだけですね。
あとは、3人がそれぞれどの数字の組み合わせになるか(順番を考える必要がありますね)を考えるだけです。
A、B、Cの3つの文字を並べ、左から順に、陽子さん、明子さん、花子さんのカードとすると考えればいいですね。
したがって、求める場合は
3×2×1 ←順列ですね。順列については、(☆)を参照しましょう。
=6通り
あります。
なお、次のように明子さんのカードを書き出してもいいでしょう。
陽子さん 明子さん 花子さん
A B C
C A
B A C
C A
C A B
B A
(☆)順列
3個の文字の中から1個目の文字の選び方は3通りあり、そのそれぞれに対して、2個目の文字の選び方は2通りあり、そのそれぞれに対して、3個目の文字の選び方は1通りあるから、全部で3×2×1=6通りあります(辞書式に書き出したり、樹形図をかいたりすれば確認できます)。