同志社中学校2001年算数第5問(解答・解説)


奥行きが一定の水槽(そう)の問題なので、手前から見た面積図を描いて処理します。
水槽を45度傾けたからといって、斜めの図をかかないように注意しましょう。水面を斜めに描けばいいですね(わかりにくければ、図を斜めに見ればいいですね)。この問題では、問題文のところに斜めの図が描いてありますが、無視するか、斜めから見るようにしましょう。ここでは、練習のため無視することにします。 同志社中学校2001年算数第5問(解答・解説)の図
水そうを傾けたときに、水がこぼれるところ(図のオレンジ色の点)から45度の角度で水面を描きます(1番右の図)。直角二等辺三角形が登場することに注目すれば、長さが図のようになることがわかりますね。
ここで、水槽をもとに戻します(真ん中の図)。水面は赤紫色の線になりますね。
水槽をもとに戻すのは、斜めの水面を平均化する作業に他なりませんね。 平均→平(たい)らに均(なら)す!
したがって、真ん中の図の水の入っている部分の高さ(水色の長方形の縦の長さ)は
  (18+10)/2
 =14cm
となります。
また、こぼれた水の量と残った水の量の比が1:4だから、
  はじめの水の量:残った水の量
 =(1+4):4
 =5:4
となるので、青色の長方形と水色の長方形の面積比もD:Cとなります。
長方形の横の長さが一定の場合、縦の長さは面積に比例するから、最初の水の深さ(青色の長方形の縦の長さ)は
  14×5/4
 =35/2(=17.5)cm
となります。



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