栄光学園中学校2005年算数第3問(解答・解説)
ある人が自分の順位を知ることができるのは、他の3人のカードが「端がらみの数字でつながっている場合」、つまり、(1,2,3)、(1,2,6)、(4,5,6)、(1,5,6)の場合になります。
(あ)(1,2,3)のとき
(1,2,3,4)、(1,2,3,5)はいずれも1番大きい数の人だけが自分の順位を知ることができ、条件を満たしますが、(1,2,3,6)は3と6の人が自分の順位を知ることができ、条件を満たしません。
(い)(1,2,6)のとき
(1,2,3,6)が条件を満たさないことは(あ)で確認済みですね。
(1,2,4,6)は大きいほうから2番目の数の人だけが自分の順位を知ることができ、条件を満たします。
(1,2,5,6)は2と5の人が自分の順位を知ることができ、条件を満たしません。
(う)(4,5,6)のとき
(あ)の1、2、3、4、5、6をそれぞれ6、5、4、3、2、1に置き換えた場合だから、(3,4,5,6)、(2,4,5,6)だけが条件を満たします。 ←条件の対等性を利用して作業を減らす!
(え)(1,5,6)のとき
(い)の1、2、3、4、5、6をそれぞれ6、5、4、3、2、1に置き換えた場合だから、(1,3,5,6)だけが条件を満たします。 ←条件の対等性を利用して作業を減らす!
以上(あ)〜(え)より、4人のカードの数字の組合せとして考えられる場合は(1,2,3,4)、(1,2,3,5)、(1,2,4,6)、(3,4,5,6)、(2,4,5,6)、(1,3,5,6)となります。
なお、4人のカードの数字の組み合わせは、6枚のカードのうちどの2枚が使われないかを考えると、
(6×5)/(2×1)
=15通り
しかないので、全部調べつくして解くことも可能でしょう。