フェリス女学院中学校04年第4問(解答・解説)
(1)
仕事算の問題ですが、典型的な仕事算の問題とは少し違いますね。
次の解法をしっかりマスターしておきましょう。
「Aを1時間、Bを3時間使ってできる仕事の量の合計は、Aを2時間、Bを1時間使ってできる仕事の量の合計の2倍に等しい」ことから、
Aの1時間+Bの3時間=Aの4時間+Bの2時間
だから、
Bの1時間=Aの3時間
となります。すると、
Bの2時間=Aの6時間 ←比例を利用しました。
となり、
Aの3時間+Bの2時間
=Aの3時間+Aの6時間
=Aの9時間
となります。
これは、Aの24時間(全部の仕事)の
9/24
=3/8
=37.5% ←3/8=0.375だから、すぐに%になおせますね。
になります。
(2)
つるかめ算の問題ですが、つるかめ算であることを意識しなくても解くことができます。
Bの1時間の仕事量を[9]とします。 ←あとで5/9倍するので、無用な分数を避けるために9の倍数にしました。Bの1時間=Aの3時間だから、Aの1時間あたりの仕事量も整数になります。
Bの1時間=Aの3時間だから、Aの1時間あたりの仕事量は、
[9]÷3
=[3]
となり、全部の仕事量(Aの24時間)は
[3]×24
=[72]
となります。
AとBが同時に8時間働いたときの仕事量は
([3]+[9])×8
=[96]
となります。
Bの1時間あたりの仕事量が[9]から[9]×5/9=[5]に減ったことにより、仕事量が
[96]−[72]
=[24]
減っているから、Bの調子が悪かった時間は
[24]÷([9]−[5])
=6時間
となります。