フェリス女学院中学校06年第2問(解答・解説)
問題文の「出会う」というのは、単に同じ地点にくるということです。
問題文の「出会う」ということを統一的に、旅人算の出会いと解釈すると、2点が反対まわりに進むことがありえなくなってしまうからです。
(1)
2点が出発してから1回目に同じ地点にくるまでは、半周分の距離の追いつきだから、
600/2÷(8−4)
=75秒間
かかります。
2点が1回目に同じ地点にきてから、2回目に同じ地点にくるまでは、1周分の距離の出会いだから、
600÷(8+4)
=50秒間
かかります。
したがって、2点が2回目に「出会う」のは、出発してから
75+50
=125秒後
となります。
(2)
2点が2回目に同じ地点にきてから、3回目に同じ地点にくるまでは、1周分の距離の追いつきだから、
600÷(8−4) ←75×2としてもいいでしょう。
=150秒間
かかります。
したがって、2点が3回目に「出会う」のは、出発してから
125+150
=275秒後
となります。
(3)
点Aで2点P、Qが2回目に「出会う」のは、2点が「出会う」ことと点QがAにくることが同時に起きるときですね。
点Qは、半周するのに
600/2÷4
=75秒間
かかり、1周するのに
600÷4
=150秒間
かかるので、
75秒後、225秒後、375秒後、525秒後、・・・
+150 +150 +150 ・・・
に点Aにきます。
(1)と(2)より、2点が「出会う」のは
75秒後、125秒後、275秒後、325秒後、475秒後、525秒後・・・
+50 +150 +50 +150 +50 ・・・
「+50」と「+150」の繰り返しですね。
となることがわかります。 ←50と150を順にたしていったものがはじめて150の倍数になるのは、50を3個たしたときですね。
したがって、点Aで点P、Qが2回目に「出会う」のは、出発してから525秒後となります。