フェリス女学院中学校08年第4問(解答・解説)
(1)
ナシとモモの売れた個数の合計は、ナシの仕入れ個数の
1/24×(1+5)
=1/4 ←この数字がリンゴの場合と一致していることがポイントです。
となります。
結局、リンゴはリンゴの仕入れ個数の1/4だけ売れ、ナシとモモは合わせて、ナシの仕入れ個数の1/4だけ売れているので、リンゴとナシとモモは合わせて、リンゴとナシの仕入れ個数の合計(760個)の1/4、つまり、
760×1/4
=190個
売れたことになります。
「リンゴとナシとモモ全体では、リンゴとナシとモモ全体の仕入れ個数の19/103だけ売れたこと」から、リンゴとナシとモモ全体の仕入れ個数は
190×103/19
=1030個
となるので、モモの仕入れ個数は
1030−760
=270個
となります。
(2)
リンゴの売れた個数を○個、ナシの売れた個数を□個とすると、モモの売れた個数は、□×5となり、その合計は
○+□×6=190個
となります。
また、「売れた個数は、リンゴよりもモモが多く、モモよりもリンゴとナシの合計の方が多かった」ことから、
○<□×5<○+□ ←○<□×5と□×5<○+□ですね。不等式の処理は、フェリスでよく出題されているので、しっかりとマスターしておきましょう。
□×4<○<□×5 上限チェック!下限チェック!
となります。
結局、○は、□の4倍から5倍の間(両端は含みません)だから、○+□×6は、□の10倍から11倍の間(両端は含みません)だと見当がつきます。
190÷10=19 上限チェック!
190÷11=17.・・・ 下限チェック!
だから、□=18しか考えられませんね。
実際、□=18のとき、
○+18×6=190
○=190−108=82
となり、問題の条件をすべて満たします。
したがって、売れたリンゴの個数は82個、売れたナシの個数は18個だから、仕入れたリンゴの個数と、仕入れたナシの個数は、それぞれ、
82×4
=328個
18×24 ←760−328としてもよいでしょう。
=432個
となります。