フェリス女学院中学校09年第5問(解答・解説)


フェリス女学院中学校2009年算数第5問(解答・解説)の図
直角三角形がたくさん登場するので、角度に記号をつけます(この問題の場合、辺の比は求まりませんね)。
AB=ACの二等辺三角形ABCの底角は等しいから、角ABC=角ACB=67.5度(○とします)となります。
垂線に関する条件により、直角の記号をつけることができます。
三角形ABD(AFE)と三角形CBEの3つの内角のうち2つが等しい(直角と○)ので、残りの角も等しくなります(×とします)。
(1)
×は
  90−67.5
 =22.5度
だから、(あ)の角度は
  67.5−22.5
 =45度 ←この数字がポイントとなります。
となります。
(2)
三角形AECは角AECが直角の直角二等辺三角形となるので、AE=CEとなります。
直角三角形CBEと直角三角形AFEは、相似(二組の角が等しいからです)で、対応する辺AEとCEが等しいので、合同となります。
したがって、
  AF
 =CB
 =6cm
となります。
(3)
この問題は蛇足ですね。
三角形ABCはADに関して線対称(三角形ABDと三角形ACDは合同)だから、BD=CDとなります。
BC=6cmだから、CD=3cmとなります。
したがって、三角形AFCの面積は
  6×3×1/2
 =9cm2
となります。



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