フェリス女学院中学校19年第2問(解答・解説)


天秤算で処理できますが、ここでは天秤算以外の解法で解いてみます。
800gの食塩水に100gの水を加えると、食塩の量が変わらず(1倍)、食塩水の量が9/8倍となるから濃さ(=食塩の量/食塩水の量)は8/9倍になります。
水を加えた後の濃さが8%だから、水を加える前の濃さは9%となります。
6%の食塩水A500gと[ア]%の食塩水B300gを混ぜると9%の食塩水が800gできているから、[ア]%の食塩水300gの食塩の量は
  800×9/100−500×6/100
 =42g
となるから、食塩水Bの濃さは
  42/300
 =14/100
 →14([ア])%
となります。
食塩水の同時等量交換後の濃さ(=食塩の量/食塩水の量)が等しいということは、交換後の食塩の量の比は食塩水の量の比と等しくなります。
そのことに着目して解きます。
食塩水A700gと食塩水B550gに含まれる食塩の合計は
  700×6/100+550×14/100
 =42+77
 =119g
となります。
食塩水Aと食塩水Bを100g交換すると、Aの食塩の量は
  14−6
 =8g
増えます。
結局、食塩水Aの食塩の量が
  119×700/(700+550)
 =119×14/25
 =14×119/25
 =14×3+14×44/25 ←42を取り出すために、119/25=3+44/25として分配法則を利用しました。
 =42+8×77/25g  ←8を取り出しました。
となるように、つまり、食塩水Aの食塩の量が8×77/25g増えるように食塩水を交換すればいいですね。
したがって、交換した食塩水の量は
  100×77/25
 =4×77
 =308([イ])g
となります。



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