雙葉中学校2004年算数第4問(解答・解説)
(1)
典型的な仕事算の問題ですね。
ガラス1枚をみがく仕事量を[40]とします。 ←無用な分数を避けるため、8と10の最小公倍数の40としました。
兄と弟の1分あたりの仕事量はそれぞれ
[40]÷8=[5]
[40]÷10=[4]
となります。
したがって、2人同時に21枚のガラスをみがくのに必要な時間は
[40]×21÷([5]+[4])
=40×21/9
=280/3
=93+1/3(分)
=1時間33分20秒
となります。
(2)
2人が同時に休んだと考えるとわかりやすいですね。
もし兄も19分休んでいれば、(1)よりも19分多くかかるはずですね。
実際は、兄は13分しか休んでいないので、兄が19−13=6分働いた分、2人で働く時間が短くなるはずです。
兄が6分で働いた仕事を2人でした場合にかかる時間は
[5]×6÷([5]+[4])
=10/3
=3+1/3(分)
=3分20秒
だから、求める時間は
19分ー3分20秒
=15分40秒
となります。
(3)
[5]の仕事量と[4]の仕事量を合計83個集めれば、[40]×9=[360]の仕事量になったということですね。
典型的なつるかめ算の問題です。
つるかめ算にはいろいろな解法がありますが、ここでは、極端な場合を考える(どちらかを全部と考える)という方針で、式だけで解きます。
弟がガラスをみがいた時間は
([5]×83−[360])÷([5]−[4])
=55分
となり、兄がガラスをみがいた時間は
83分ー55分
=28分
となります。