雙葉中学校2010年算数第3問(解答・解説)
時間のロスと挽回に着目すれば図をかかなくても解ける問題です。
距離一定の場合、時間の比は速さの比の逆比となる(以下同様)から、最初の0.7倍の速さで5分かかるところを最初の速さで進むと5×0.7=3.5分かかります。
このことから、帽子を落とした地点の時刻は8時52分ー3.5分=8時48.5分となり、本来、ここから9時−8時48.5分=11.5分で到着することになりますが、帽子を落としたために3.5分+5分=8.5分ロスしています。
速さを1.2=6/5倍することにより、11.5分かかるところを11.5×(1−5/6)=11.5/6分=1分+55/60分=1分55秒短縮させているから、トータルでは8.5分−1分55秒=6分35秒ロスしたことになり、求める時刻は9時6分35秒となります。