雙葉中学校2015年算数第3問(解答・解説)


(1)
兄がB地点に到着するのは、A地点を出発してから
  5.8÷4
 =58/40
 =29/20
 =1+27/60(時間後)
 =1時間27分後
になります。
弟は、
  11+7
 =18分間
を1セットとして考えたとき、1セットの間に
  6×11/60
 =1.1km
進みます。
  5.8÷1.1=5・・・0.3
だから、AB間を進むのに、5セットの時間と半端の0.3kmを進むのにかかる時間である
  0.3÷6
 =3/60時間
 =3分
の合計
  18×5+3
 =93分
 =1時間33分
かかります。
したがって、弟がB地点に着くのは、A地点を出発してから1時間33分後になります。
(2)
兄のほうが弟より速さが遅いので、兄が弟を追い抜くのは、弟が休んでいる時になります。
B地点からさかのぼって考えます。
最後(5回目)の休みは、(11+7)×4+11=83分後〜(11+7)×5=90分後になり、弟は1.1×5=5.5kmの地点にいます。
兄は83分後の時点で
  4×83/60
 =83/15
 =5+8/15(km)
の地点にいますが、5+18/5>5+7.5/15=5.5だから、弟より前にいるので、兄が弟を追い抜かすことはありえません。 ←微妙な差だったので、答えが1.1×4=4.4kmと予想できますね。
4回目の休みは、(11+7)×3+11=65分後〜(11+7)×4=72分後になり、弟は1.1×4=4.4kmの地点にいます。
兄は65分後の時点で
  4×65/60
 =13/3
 =4+1/3(km)
の地点にいますが、4+1/3=4.33・・・<4.4だから、弟より後ろにいます。
その後、兄が弟より前にいるので、弟の4回目の休みのときに兄が追い抜かしたことは明らかです。
したがって、答えは4.4kmになります。



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