雙葉中学校2023年算数第5問(解答・解説)

(1)
A48個の仕入れ値の30−16=14%が2156+1540=3696円となるから、A1個の仕入れ値は
  3696×100/14×1/48
 =550円
となり、目標金額は
  550×13/10×48−2156
 =32164円
となります。
(2)
Aの売り値は550×12/10=660円ですね。
A、B、C1個ずつの売り上げは660+754+315=1729円だから、A□個、B△個、C〇個の合わせて16−3=13個で、10026−1729=8297円となる場合を考えればいいですね。
  660×□+754×△+315×〇=8297
  □+△+〇=13
条件不足のつるかめ算(いもづる算)の問題ですね。
2番目の式の315倍と1番目の式の差を考える(すべての仕入れ値が315円引きになったと考える)と、
  345×□+439×△=4202
345(×□)は3の倍数、4202は3で割ると2余る数、439は3で割ると1余る数だから、△は3で割ると2余る数となります。 文章題で条件が不足していると感じたら整数条件を利用するとうまくいくことがよくあります。
△は4202/439以下の数だから、2か5か8となります。 上限チェック!
△が2のとき、439×△の一の位の数は8、345×□の一の位の数は0か5となり、左辺の一の位の数は8か3となり、右辺の一の位の数と一致しないから条件を満たしません。
△が5のとき、左辺は5の倍数で右辺が5で割り切れない数だから条件を満たしません。
△が8のとき、□=(4202−439×8)/345=2となり、〇=13−8−2=3となります。
したがって、A、B、Cの仕入れ個数はそれぞれ2+1=3個、8+1=9個、3+1=4個となります。



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